私見ですが

私見を述べていきます

BS世界のドキュメンタリー「爆弾処理兵 極限の記録」を見た

防護服を着ずにペンチとナイフで地雷処理をするファーケル

「爆弾処理兵 極限の記録」

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145696/index.html

ファーケルは2003年、フセイン政権崩壊直後に地雷除去を始めた。買ったばかりのホームビデオで、活動の日々や家族との団らんの日誌をつづる。アメリカ駐留軍も、彼の鋭い嗅覚を評価。ナイフとワイヤーカッターだけを手に、600件を超す爆発物を処理した年もある。「無実の市民の被害を食いとめる」と、目の前で起きた爆発で右足を失った後も故郷モスルで活動を続ける。使命感に人生をささげた男の一生を、長男の語りでたどる

信じられないような映像から始まります。義足の男性が土の中に埋まっている鍋を素手で掘り返しています。あまりの大きさに地雷だとは思えませんでした。

「ハートロッカー」という爆弾処理兵の映画を見たことがありますが、その映画の主人公とはずいぶん違った爆弾処理でした。

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2003年にアメリカがイラクに侵攻してフセイン政権が崩壊。その後アメリカ軍がペシュメルガクルド人部隊)の少佐だったファーケルにモスルの安全確保の任務を要請します。アメリカ軍によりフセインバース党による政権は崩壊しましたが、これによりバース党の支持者がテロを起こすようになります。

テロリストは住民を誘拐や殺害を行います。さらに町中に地雷や爆弾を仕掛けます。そのような背景の中でファーケル氏は地雷処理・爆弾処理をするようになります。

1年で600個以上の地雷を処理することもあった彼の働きぶりから、アメリカ軍は多くの勲章を授与し「クレイジーファーケル」と呼んでいました。

ファーケルの地雷処理はかなり特殊なものだと思います。防護服も着用せず、さも地雷が爆発しないと確信しているかのような大胆な処理です。映像を見ながら「危ない!危ない!」と何度も声が出てしまいました。

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道端に埋まっている大人サイズの爆弾を小さなツルハシでガシガシ掘り返すファーケル。まったく爆弾を怖がっているように見えません。「命が惜しくないのか」というセリフからも軍の仲間もファーケルのやり方は理解できないようです。

テロリストから直接命を狙われる‐1度目

有名になったファーケルはテロリストから命を狙われます。

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この数秒後この場所で爆弾が爆発します

住民を集めて子供に武器を与えてはいけないと説いています。この直後に攻撃を受けます。おそらく広場のどこかに爆弾が仕掛けられていたのでしょう。

この時は大怪我を負いますが、彼はすぐに復帰すると言い、家族の心配をよそに復帰してしまいます。

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もし処理中に携帯が鳴ったらトランクに満載された爆弾が爆発します

携帯電話を利用して離れた場所から爆弾を起爆させることが出来ます。テロリストは自動車と携帯電話という便利な道具を悪用します。トランクに満載された爆薬の量が尋常ではありません。

テロリストから命を狙われる‐2度目

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危険な地域での爆弾処理作業

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テロリストの罠にかかってしまいます

不審な人物に声をかけた瞬間、爆弾が爆発します。

 

 

 

 

 

以下ショッキングな画像が表示されます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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罠にかかり重傷を負ったファーケル

瀕死の重傷を負いながらも奇跡的に一命を取り留めます。退院してすぐに部隊への復帰を望みましたが、右足を失い部隊には戻れないと言われてしまいます。

このことにショックを受けたファーケルは一人で閉じこもるようになり、次第に家族との会話もなくなっていきます。息子曰く「父は別人のようになってしまった」。夜中にうなされて叫び声をあげることも少なくありませんでした。

アメリカ軍のイラクからの撤退とISの台頭

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アメリカ軍のイラクからの撤退

 

アメリカ軍撤退から4年後、突如として現れたISが一夜でモスルを陥落させ急速に勢力を拡大させました。何百万人もの人が町を占領され住む家を追われることになります。

罪のない人々が犠牲になっている状況を見て、ファーケルは再び部隊に加わりたいと言いましたが、やはり片足しかないから無理だと断られます。しかし最終的にはプラスチックの義足を付けて志願兵として入隊しました。

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ISに対抗するために部隊に戻ったファーケル

最後の爆弾処理

民家に爆弾が仕掛けられています。片足になってもファーケルの地雷処理の仕方は以前と変わりなく、素人目にみてももっと慎重に行動したほうが良いのではないかと思わずにはいられませんでした。

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想像をはるかにこえる量の爆弾です

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住人が帰ってきたところを狙った罠です

一通り爆弾を処理して町を出ようとしているところを住民に引き留められます。お願いだからもう1軒だけ家の中を見てくれと懇願されます。

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爆弾処理を懇願する住民

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いつ死んでもおかしくない状況

これらの爆弾には番号が付されていました。2番と3番を見つけたので、1番もどこかにあるはずだと家の中を探します。捜索中に起爆装置である携帯電話の着信音が鳴り、急いで屋外に避難しますが、仲間の制止を無視してファーケルは再び家の中に入っていきます。

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この直後に携帯電話が鳴り爆発

この爆発でファーケルとファーケルを手伝っていた甥2人が殉職しました。

もし再放送の機会があればぜひ見てほしい番組です。

 

そんな感じです。